医療介護福祉情報

足のむくみ(浮腫)は靴や靴下を緩めれば良い?ココは動いている?

ご自宅や高齢者施設に訪問することが多いのですが、この問題、話を聞かない日は無いと言って良いのでは無いでしょうか?

それは「むくみ」「浮腫」です!

ところでココ動いていますか?

足のむくみ(浮腫)は靴や靴下を緩めれば良い?ココは動いている?

浮腫(むくみ)と言うとまずは血管やリンパや心臓関係のいわゆる循環器の問題が考えられますが、それはお医者様にお任せするとして今回の話は別視点でと思います。

足がパンパンだから靴下を緩めたり靴を緩めたりするのは状況によってはダメだとも言い切れないことは前提としますが、しかしながらコレらは本来の解決策にはならない場合が多いです。

 

先に書いた循環器の問題もそうですが、意外と見落としがちなポイントを少々。

パンパンになっていない状態の時に、その方の足のサイズにしっかりと合う靴を選び、紐やベルクロ(マジックテープ)をコレまたしっかりとしめてあげることもお試し下さい。

※パンパンの状態などで無理矢理やらないでくださいね。

※自己責任で行ってください。

 

ただ、正確な情報としてお伝えしたいのが、浮腫みやすいから緩い靴を履くとか浮腫んだ時のために紐やベルクロをあらかじめ緩めておくと言う準備対策は間違った判断の場合があると知っていて下さい。

 

また、循環器や筋肉などではなく、注目して頂きたいのが足(足関節)の動き。

浮腫んでいる方は象さんのような足になってしまう場合もあるので、歩いている時も象さんのようにのっしのっし歩かれていたりします。

これは、必ずしも浮腫んだからでは無いのです。

 

浮腫みやすい方の特徴の一つで、足首が使えていない場合が多いんです。

腰や身体で足を無理矢理持ち上げたり下ろしたりしているだけで、足首や足の裏を使った本来の歩行が出来ないのです。

 

まずはどのように足首を使えるようにすれば良いかを考えたり、足をしっかり使えるためにもしっかりとした靴えらびが必要になって来ます。

 

リンパを流すようなマッサージも良いですが(心臓への負担も注意)、それだけではなく足や足首の柔軟性や動きを意識した施術も行ってくれる治療院を選んで頂ければと思います。