先日NHKのテレビ番組を通して、コマーシャルなどでよく耳にする「コンドロイチン」「グルコサミン」の効果が伝えられました。
膝が痛い人に効果的だとコマーシャルがやっていますが、実際にはどうなのでしょうか?
NHKが伝える!?グルコサミン、コンドロイチンは効果がない?

特にお悩みの声が多かったひざ痛の疑問について、「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」策定委員長の内尾祐司教授(島根大学医学部整形外科学教室)に聞きました!
Q1 サプリメントは効く?
A.【×】
変形性膝関節症に対するサプリメント(グルコサミン,コンドロイチン)の鎮痛・機能改善
効果は認められず,軟骨保護作用も明らかでなく,これらの有効性はすべて否定的である.
「変形性膝関節症診療ガイドライン2023」より
※グルコサミン・コンドロイチン以外の成分を含むサプリメントは除きます
口から摂取したグルコサミンやコンドロイチンは痛みの改善・軟骨保護に対して有効ではありません。どちらもひざ軟骨の成分の一つですが、口から摂取しても体内で細かく分解されるため、変形性膝関節症に効果を発揮するとは言えません。すでにサプリメントを飲んでいる人で、効果を実感できない場合は、整形外科を受診し医師と相談して服用を判断してください。
引用元:NHK「ひざ若返り」のトリセツ
上記のように語られています。
あくまでも医薬品ではないサプリメントとしての販売かとは思いますが、膝がつらい痛い患者様と多く接する者としては過度な期待をさせる表現は避けたいですよね。
ご自身、ご家族が購入している服用しているようであれば、一旦関係者と相談してみるほうが良いかも知れませんね。
