医療介護福祉情報

リハビリと筋トレと言う言葉の一人歩きによる患者さんのプレッシャー

リハビリや筋トレって言葉は一般化していますが、その言葉に対するイメージは人それぞれです。

何を何処までやるのがリハビリなのか?

筋トレってどの程度の運動を言うのだろうか?

高齢者介護、福祉、医療の現場では多用されている言葉だけれど、患者さんやあなたはリハビリや筋トレと言う言葉に負けちゃっていませんか?

なんなら、リハビリや筋トレを行う前からイメージで挫折している方もいるかも知れませんね。

リハビリと筋トレと言う言葉の一人歩きによる患者さんのプレッシャー

ちなみに…

リハビリテーションは、身体的、精神的、社会的に最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、各人が自らの人生を変革していくことを目指し、且つ時間を限定した過程である。 リハビリテーションの語源はラテン語で、re+ habilis、すなわち「再び適した状態になること」 「本来あるべき状態への回復」などの意味を持つ。Wikipedia

筋力トレーニングとは、骨格筋の出力・持久力の維持向上や「筋肥大」 を目的とした運動の総称。 目的の骨格筋に「抵抗」をかけることで行うものは「レジスタンス・トレーニング」とも呼ばれる。Wikipedia

ここでは参考資料の正確さや定義をどうこうお話しするつもりはございませんので、参考資料に気になる点があった場合にはご自身でお調べになってくださいますようお願い致します。

 

ここでお話ししたいのは、リハビリや筋トレと言った強いワードをご高齢の患者さんが突きつけられたとしたらどう感じるのだろうか?

良いイメージもあるとは思いますが、そのイメージに引っ張られて過度な期待やプレッシャーを受けてはいないだろうか?

 

小難しい話はまたの機会にするとして…

 

当院が大切にしているリハビリや筋トレと言うのは、スポーツクラブなどのマシンでガンガンやる筋トレやリハビリではありません。

大切にしているのは「こんなことでもリハビリなの?」「これでも筋トレになるの?」くらいの、小さな運動や負荷やリハビリです。

 

立てるようになりたい!サークルで歩けていたからまたサークルで歩きたい!と言われる患者さんでも、関係者から「じゃあ運動しなきゃね」「筋肉つけないとね」なんて言われてやる気が削がれてしまう場面を多く見て来ました。

皆さん一気に戻れると思ってしまいがちだしリハビリや運動に過度な期待をすることで、結果として思うようにいかなかった時のショックは大きい。

また、元の自分に早く戻ろうと言うプレッシャーを自分かすだけでなく、ハードなリハビリや運動をしなくては結果は得られないと思いがちなんですよね。

 

例えば、ベッドサイドや椅子や車椅子に座って、ただただ足踏みをすることだってリハビリや運動として当院では大切にしています。

例え話の延長ではありますが足はとても大切なレセプターが備わっていますので、足に刺激を入れることで上へ上へ良い刺激が伝わり、最終的には脳を刺激します。

歩行や立位に重要な感覚を呼び起こしてくれます。

 

ただ、患者さんはそんなことは知らない場合も多いですし、大きな動きや重いものを持つような運動をしないと、その結果に辿り着けないと考えてしまいます。

だからこそ、私たちが関わり何が大切で何の目的で行なっているのかを共有しなくてはなりません、

 

雑に、リハビリしましょう!筋トレしましょう!と言うだけでは何も解決しないと思っています。

小さな運動やリハビリや変化の過程を大切にしなくては、良くなるものも良くならない可能性もありますよね。

 

話が、まとまっていませんが…

あなたが今の状態はどんなか把握できないような時は、私たちになんでも聞いて下さい。

色々話して下さい。

 

関係ないことかもしれませんが、そんな変化や疑問質問もなんでも話してみて下さい。

きっと視界が開けるようになると思いますから^^